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腎移植体験記【9】入院9日目:手術後1日、病室に戻る

病室入院

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

集中治療室での全身管理を終え、昼すぎに9階の2人部屋に戻って来ました。

もう1つのベッドは空でしたので個室状態

腎移植手術を終えた患者さんは、必ず2人部屋に転床させられます(差額ベッド代が発生します)。

この部屋は窓側と通路側に別れています。

窓側でしたので右側面に大きな窓があり、眺めも良く、明るく解放的で快適でした

天井から腰の高さまでの壁全面が窓で、いわゆる出窓(奥行きが60センチほどで上向きのエアコン吹き出し口があります)のような構造なっていましたので、実質的にスペースが広くなっています。そこに毎日届けられるレンタルの患者着やタオルなどを置くことができるので便利でもあります。

窓からの風景(筆者撮影)
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病室での生活

部屋は静かで、足のマッサージ機の作動音だけが同じリズムを刻んでいます。

新しくタイマー付きの点滴が追加されたので、あまり身動きがとれません。

ベッドを60度ヘッドアップしてテレビを見ることはできます

手術後は水分を毎日1.5〜2リットル飲まなければなりません。

サラサラの血液を新しい腎臓に送るためです。

そして、飲んだ量と尿量(尿バッグ)を比較して正常に働いているか測定するのです。

また、採血も毎朝行い血液の異常が出ていないか検査されます。

毎日欠かさず免疫抑制剤(グラセプター、セルセプト、メドロール)を服用します。

免疫抑制剤の他に持病の薬や胃粘膜保護の錠剤も服用します

それらの分量は前日の血液検査の結果を受けて、朝、看護師さんに告げられます。


お薬ボックス(筆者撮影)

免疫抑制剤は9:00と21:00、それ以外は毎食後に自分で服用し、カラをケースに入れておくと、看護師さんがチェックを兼ねて回収して行きます。

飲み忘れを防ぐためには、スマホのアラームがおすすめです。

ただし、周りに迷惑になるので小さい音にしておきましょう

食事は夕食から食べることができました。

立ち上がることができないので看護師さんが運んでくれます。

痛みとの戦いは続く

相変わらず傷が我慢できないほど痛み、痛み止めの点滴を使用しています。

テレビを見て気を紛らわそうとしましたが、テレビの内容が頭に行って来ませんでした。

傷に触れることも見ることもまだできていません。

何か恐ろしく軽々しく触ってしまうと、より痛みが増すような感じがしたのです。

起きている間は、前日から使用している「麻薬」と呼ばれている痛み止めの点滴を4時間おきに使用します。

下半身に少しでも力が入ると激痛が走り、ベッドを起こして水を飲むときも痛みます。

ベッドの角度を水平にしておくより、頭と足を少し上げているほうが楽です

そのため、動くのがナマケモノのようにスローになってしまい、食事もかなりゆっくりです。

このとき持ってきてよかったと心から思ったのは、ストロー付きのカップです。

ペットボトルの水をカップに入れてストローで吸って飲むのときに、プラスチック製で軽いのとフタが付いているため、こぼれる心配がありません。

C-NE8ストロー付きコップ
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驚いたことに、手術後すぐに病棟に戻っていた妻が、歩いて病室まで来てくれました。

もう歩けるの?

朝に歩行練習をしたから平気だよ

私も明日には歩くことになるとのこと。

かなり憂鬱になりました。

こんなに痛いのに果たして歩けるのか疑問だったのです。

手術後、傷の痛みが治まらないうちに、できる限り早く歩行したほうが傷の回復は早くなるのだそうです。

手首の内出血跡

手術時に、両手首の下側の静脈に輸血用の太い針が刺さっていたので(もちろん麻酔下で)、両手首が幅5〜6センチに渡って赤黒く変色していました。

なんだかゾンビみたいで気持ち悪いなぁ

痛みのほうが深刻なので、すぐ治るだろうとそれほど気になりませんでしたが、内出血跡が完全に消えたのは2〜3週間も先のことでした。

傷の回復チェックとボディケア

術後2〜4日間、傷そのものや内部に異常がないかの検査があります。

医師が、ハンディタイプのエコー検査機器をベッドサイドに持ってきて、内部の血流が正常かどうかチェックしてくれました。

また、膀胱留置カテーテルとドレーンが外される(術後4〜5日後)まではシャワーを浴びることができないので、看護師さんに体を拭いてもらうことができます。

ベッドサイドに腰掛けた状態で(痛みで前屈みできないため)届かない足や背中を、石鹸水を浸したタオルで拭いてくれます。

顔や体の前面は自分で拭きます。

ニコニコと愛想よく拭いてくれる看護師さんもいれば、作業的にこなしているような看護師さんもいて面白いです

さいごに

手術に携わった医師たちや移植コーディネーターさんが、面会に来てくださいました。

手術が大成功に終わったこと、あとは回復して行くだけだから心配いらないことなど、お声をかけていただき大変感謝しました。

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