望むときに安心して腎移植を受け、健やかで楽しい人生を取り戻せる未来。

生体腎移植手術、いくらかかるの?【腎移植の医療費】

医療費医療費

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

2017年9月東京女子医科大学病院で夫婦間・先行的生体腎移植手術を受けました

東京女子医科大学病院で腎移植手術を受けるとき、医療費はいくらかかるんでしょうか?

手術費用だけでなく、入院中の治療費や諸経費が加わってきますので、わかりにくいですね。

そこで、一般的な金額と、実際にいくらかかったのかを紹介します。

スポンサーリンク

生体腎移植にかかる費用

生体腎移植手術は、初診の半年後に行われ、その間は外来通院で各種検査を受けます。

ドナーが支払う費用

ドナーは、病気での受診ではないので保険診療はできません。

全額レシピエントの医療費として取り扱うため、基本的にドナーとしての費用は発生しません。

腎移植に関係ないと判断される検査や、入院時に差額ベッド代のかかる部屋に入った場合の費用は請求されます

レシピエントが支払う費用

外来初診時

まずドナーの費用として「検査費用」18,000円 +「組織適合性検査費用」25,920円 = 43,920円がかかります。

これに自分の「組織適合性検査費用」25,920円をプラスした合計69,840円を支払います。

この費用は、退院時に返金されます

組織適合性検査の内容と目的:血液型、HLA(白血球の血液型)、リンパ球クロスマッチに関する検査です。組織適合性が良いほど、拒絶反応が少なく移植腎の長期生着が期待できます。

入院中

差額ベッド代のかかる部屋に入った場合は、差額ベッド代が請求されます。

手術後数日は、差額ベッド代のかかる2人部屋に入ることになりますので、その部分は必ず発生します。

ナースステーションに希望を出しておくと、容態が安定したあとに差額ベッド代のかからない部屋が空き次第、移動することができます

食費も自費となります(1食260円)。

手術、検査、薬剤などの費用を合わせると400〜500万円程度かかるとされていますが、これには保険診療が適用されます。

医療費助成制度

腎移植を必要とされる方は、すでに人工透析を導入していること多いでしょうし、人工透析を経ない先行的腎移植であっても慢性腎不全の状態ですので、手術前に身体障害者1級を取得することができます。

身体障害者1級の医療費の自己負担は1割です

さらに、身体障害者1級による「重度心身障害者医療費助成制度」などの行政による医療費助成制度が適用されますので、一般的に0〜数万円程度となります。

実際にかかった費用

腎移植をする年齢や健康状態など、様々な理由で費用は変動します。

私が支払った医療費は以下のとおり。

診療行為69,420円
食事代(1食260円)14,760円
差額ベッド代100,000円
消費税8,000円
合計192,180円

先行的腎移植でしたので事前に自立支援医療(更生医療)受給者証を取得していませんでした。

その分だけ、診療行為の費用が高くなったと思われます。

退院後、よく調べてみると移植手術が決定した時点で自立支援医療(更生医療)の申請・取得が可能だったようです。東京女子医科大学病院のソーシャルワーカーさんとの手術前に行われた面談において、費用についてお話がありましたが、このことはなぜか教えてもらえていませんでした

その他には差額ベッド代が高いですね。

術後すぐ2人部屋に入ってから退院までの9日間、差額ベッド代のかからない7人部屋に移動しなかったからです。

2人部屋をすっかり気に入ってしまって・・・

さいごに

結局のところ、これらすべての金額は加入していた民間医療保険で全額カバーできましたので、実質的には0円、どころかそれ以上の保険金を受け取ることができました。

医療保険のありがたさを痛感したことから、退院後、がん保険にも加入してしまいました。

手術後に服用し続けることになる「免疫抑制剤」は、がんリスクを高めますので早めの加入がおすすめです

 

\ 保険コネクト限定!優待サービス1年間無料!/
タイトルとURLをコピーしました