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【高血圧が腎臓を破壊する仕組み】医師が語ってくれたシンプルな例え話

【高血圧が腎臓を破壊する仕組み】医師が語ってくれたシンプルな例え話 日常生活

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

末期腎不全と診断されたとき、医師から語られた説明はシンプルでとてもわかりやすいものでした。

以前から、高血圧が腎臓に悪いという知識は持っていましたが、そのメカニズムまでは理解できていなかったのです。

腎臓は、ほかの臓器と比べてとても複雑な構造をしています。

難解な用語は使わずに例えを交えて話してくださいました。

この記事では、医師に教わった「高血圧が腎臓を破壊する仕組み」について書いていきます。

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【高血圧が腎臓を破壊する仕組み】腎臓とクレアチニン

腎臓は、血液の中から老廃物や毒素をろ過して、余分な水分とともに尿へ排出する働きをします。

尿ではなく汗腺から汗として排出されるものもありますが、クレアチニンという毒素は尿でしか排出できません。

クレアチニンは、筋肉を動かすエネルギーの副産物で常に生まれ続け、血液中に存在しています。

タンパク質が分解されたときに発生します

そのため腎臓でろ過して排出しなければ、体内に蓄積され様々な深刻な事態を招く一因となってしまうのです。

【高血圧が腎臓を破壊する仕組み】竹ザルと小石

ここで腎臓を竹ザル、血液を川の水、クレアチニンをゴツゴツした小石と例えてみます。

流れてくる水を綺麗に保つために、竹ザルで小石などの不純物を取り除いている場面を想像してください。

竹ザルの網目は、小石よりやや小さい大きさです

普通の水量では、きちんと小石を取り除くことができていますが、水流が異常な速さになると小石が竹ザルに激しくぶつかり続け、網目のフチが傷つき欠けていきます。

高血圧で血流が早くなっているのです

この状態が続いた結果、網目はところどころ壊されて、小石が通り抜けてしまう部分ができてきます。

クレアチニン値が高くなっている段階です

水流の中に小石が増えて行くと、竹ザルの網目はさらに壊されていき、やがて全ての網目を小石が通り抜けてしまい、ろ過機能がなくなってしまいます。

この時点で末期腎不全です

壊れた竹ザルはもう2度と元には戻りません。

腎臓には自己修復機能がないのです

以上が、高血圧が腎臓を破壊するプロセスの例え話です。

さいごに

この記事では、医師に教わった「高血圧が腎臓を破壊する仕組み」について書きました。

竹ザルは、糸球体という毛細血管が毛玉のように集まった構造をしている組織のことを表しています。

糸球体は1つの腎臓におよそ100万個も存在しており、0.1~0.2mmと非常に小さいため想像するのはなかなか難しいもの。

ですので、例えを交えて話してくださったのでしょう。

そのおかげで、高血圧が腎臓を破壊する仕組みを理解することができたのです。

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