渡良瀬遊水地の風に癒された春のドライブ旅は、次の目的地「道の駅 童謡のふる里おおとね」へと続きます。加須市内にあるこの道の駅は、童謡の作曲家・下総皖一の生誕地として知られ、音楽と自然が調和した、どこか懐かしい雰囲気に包まれた場所でした。
童謡のふる里──音楽と文化が息づく場所
施設に到着すると、まず目に入るのが下総皖一(しもふさ かんいち)の銅像。「たなばたさま」や「野菊」など、誰もが一度は耳にしたことのある童謡の作曲家です。
その他にも数多くの動揺を残したそうで、加須市は生誕の地なのだとか。
子どもの頃に聞いたメロディがふと頭に浮かび、心が暖かくにりました。
周囲は利根川沿いの田園地帯で、季節によっては薄紫色のホテイアオイの花が咲き誇るとのこと。今回はまだ時期が早かったですが、次回はぜひその景色も見てみたいと思います。
地元の味──ふわふわシフォンケーキに感動
今回の訪問で一番印象に残ったのが、売店で見つけたシフォンケーキ。地元の素材を使って丁寧に焼き上げられたこのケーキは、見た目からしてふわふわ。手に取った瞬間から、軽やかな質感が伝わってきて、期待が高まります。
帰りの車内でさっそくひと口。……これは、想像以上でした。
口に入れた瞬間、しっとりとした生地がふわっとほどけて、やさしい甘さが広がります。甘すぎず、素材の味がしっかりしていて、何個でも食べられそうな軽さ。地元の卵や小麦を使っているそうで、手作りならではの温かみを感じました。
「もっと買っておけばよかった…」と本気で思ったほどの美味しさ。次回は絶対にリピートします。
スタンプラリー──2つ目のスタンプをゲット!
もちろん、スタンプラリーの目的も忘れていません。情報コーナーに設置されたスタンプ台で、2つ目のスタンプをしっかりゲット!

スタンプのデザインは、童謡のふる里らしく音符や花があしらわれた可愛らしいもの。スタンプ帳に並んだ2つの印を見て、旅の記録が少しずつ形になっていくのが嬉しくなります。
スタンプを押す瞬間の手に伝わる感触とインクの香りは、旅の思い出をより鮮明にしてくれる大切な儀式のようです。
施設の雰囲気と過ごし方

道の駅の敷地は広々としていて、駐車場もゆったり。家族連れやサイクリスト、地元の方々で賑わっていましたが、どこか落ち着いた雰囲気が漂っていて、ゆっくりと過ごすことができます。
農産物直売所では、地元の新鮮な野菜や加工品が並び、見ているだけでも楽しい時間。黒米を使った味噌やアイスなど、ユニークな商品も多く、地域の魅力がぎゅっと詰まった空間でした。
まとめ──春のドライブ旅、心も満たされて
「道の駅かぞわたらせ」から「童謡のふる里おおとね」へと続いた今回のドライブ旅は、自然と文化、そしてグルメの魅力がぎゅっと詰まった素敵な一日になりました。
スタンプラリーの楽しさはもちろん、地元の人々の温かさや、ふとした風景の美しさに触れることで、心まで満たされるような旅でした。
次はどの道の駅へ行こうか──スタンプ帳を眺めながら、すでに次の旅の計画を立て始めています。


