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腎移植その後【1】退院翌日、余丁町クリニックへ通院

お腹の傷余丁町クリニック

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

退院後の自宅で迎えたはじめて朝、窓の外はあいにくの雨模様。

余丁町クリニックへは、診察予約時間の1時間15分前に到着しなければならないので、付き添いの妻と早めに自宅を出ました。

ところが、タクシーを拾って首都高速に乗った途端に大渋滞。

朝の通勤時間なので混雑しているのは当然ですが、普段、車通勤をしていない者にとっては想定外でした。

乗車時、障害者手帳を運転手さんに提示すると料金が1割引になります

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余丁町クリニック

予約時間より少し遅れて到着。

タクシー乗降時に前かがみになると、傷が痛むので大変でした

入り口のドアは2階なのですが、歩くのに精一杯なので階段を諦めてエレベーターへ。

呼び鈴を押すと「はーい」という返答と同時に、エレベーターホールにあるガラスドアの鍵が開きます。

入ってすぐのエレベーターで2階に着くと、いきなり院内。

驚いたことに、全ての患者さんがマスクを着用していました。

ハイこれ付けてくださいね〜

受付の方にすぐさまマスクを渡され着用することに。

患者さんの多くが、免疫抑制剤を服用しています。抵抗力が下がっていて風邪やインフルエンザに感染しやすくなっているため、10月から翌年3月までの期間は、マスク着用が必須となっています。

受付に、保険証と東京女子医科大学病院を退院するときに手渡された紹介状を出し、初診の旨伝えると、院内の設備と検査・診察の流れを一通り教えてもらいました。

まずは問診票に記入して、採血室で採血です。

終わると紙コップを渡されるのでトイレで採尿し、所定の場所に置いておきました。

血液と尿の検査の結果が出るまで約1時間かかり、そのあとに診察となります。

だから、診察予約時間の1時間15分前に来院する必要があるのですね

外出&暇つぶし

診察券を自動受付機に入れ、画面に表示される「外出」ボタンをタッチして、出てきた診察券を受け取ってから外出します。

先に外出していた妻から、近くのセブンイレブンにいるとLINEで伝えてきていたので、行ってみることにしました。

近くといっても8分くらいかかりましたので、結構疲れました

ちょうどイートインスペースがあったので、飲み物とサンドイッチを買い、食べながら病院から電話がかかってくるのを待ちました。

免疫抑制剤は採血後に飲むことになっていますので、ここで持参したものを服用します

携帯の電話番号を病院に伝えてありますので、診察の30分前になると自動音声案内の電話がかかってきます。

診察

時間になり着信がありましたので、病院に戻りました。

外出時と同じ要領で自動受付機で手続きをすませて、受付の前の長椅子に座り、モニターに自分の診察券番号が表示されるまで待ちます。

ピンポーン、診察券番号○○○○番の方、中待合にお越しください

というコンピュータ合成の音声と同時に、天井付近のモニターに自分の診察券番号が表示されました。

いよいよ診察かな?

中待合室に移動しました。

といっても受付の前の長椅子から、採血室や診察室のある通路の長椅子に移動するだけです。

10分ほど待って

ピンポーン、診察券番号○○○○番の方、1診にお入りください

と先ほどと同じアナウンスと画面が表示されました。

今度こそ診察で間違いないな

第1診察室に入りました。

決して広いとは言えない診察室には、昨日退院の許可を出してくれた先生が。

退院早々大変でしょ

このとき、はじめて東京女子医科大学病院の泌尿器科の先生が、交代制で通って来てくださっていることを知りました。

提携病院なので当たり前か

検査結果に問題はないこと、今後1ヶ月は週に2回通院することなどのお話がありました。

初回なので、エコー検査をしましょうということで、エコー検査室に移動して腹部エコー検査を受けました。

傷の内側の血流や移植腎に異常がないかのチェックです

これも異常はなく、この日の診察は終わりました。

毎回の診察後に、血液検査の結果詳細データのプリントをもらいます。

次回予約と会計

受付に戻り、今後1ヶ月分の予約を取りたい旨を伝え、事務員さんにコンピュータで空き時間を確認してもらいながら予約を取りました。

そのスケジュールはプリントアウトしてもらことができます。

自立支援医療受給者証の手続きはまだですよね?

はい。なんですかそれ?

「自立支援医療(更生医療)」という医療費負担が軽くなる制度があり、福祉事務所で申請すると受給者証を発行してもらえるとのことでした。

会計をすませてからは、処方薬が出るまで待合室で待ちます。

会計はクレジットカード払いも可能です。

調剤薬局

調剤薬局は院内にあり、主に免疫抑制剤の処方をしてくれます。

調剤薬局からは自動案内ではなく、普通に薬剤師さんに名前を呼ばれます。

初診ですので、免疫抑制剤を自分で管理するための服薬管理手帳をもらい、記入の仕方の説明を受けました。

免疫抑制剤は3種類(グラセプター、セルセプト、メドロール)で、1日それぞれ何錠飲むかが決められています。

現在何錠残っていて、それが何日分になるかを、次回の来院時に記入して持ってくるシステムです。

既往症の薬がある場合の飲み合わせの確認や、サプリメント摂取の相談など、親切に対応てもらえます。

免疫抑制剤のほかに、降圧剤や胃薬、鎮痛剤を処方してもらいました

さいごに

病院の一連の過程が終わるのは、2〜3時間ほどです(混雑具合によって変わります)。

朝と同様、タクシーを拾って帰宅しました。

帰りの首都高は、それほど混んでいなかったのですが、自宅に戻ったのは正午をとうに回ったあとでした。

病院での様々な説明や、痛むお腹をかばいながらの歩行やタクシー移動で、頭も体も疲れ果てた1日でした。

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