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【血管迷走神経反射】採血の時に失神する体質とは!?原因と対処法

採血体質

ハロー!注射が苦手すぎる肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

私は痛みに弱く血を見るのが苦手な体質で、注射針が体に刺さることがものすごく嫌いです。

採血が終わってから気絶したことが5〜6回あり、それは特に痛かったとき、針を刺している時間が長かったとき、血を見てしまったときに起こります。

よく先端恐怖症ととらえられがちですが、そういう訳ではありません。

先の尖ったものが近くにあったり、こちらに向いていることに対してではなく、それが刺さり痛みを伴うことが人一倍嫌いなのです。

たかが注射でと自分でも思いますが、どういうわけか痛みに弱い体質のようです

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痛みに弱い体質、症状は?

その場ですぐに意識を失う場合もあれば、診察室の外の待合室で座っている時に失神し倒れ込んだ場合もありました。

この現象は血管迷走神経反射といって、誰にでも起こりうる現象です。

脳の延髄から出ている末梢神経の1つである迷走神経が、痛みなどの外部ストレスによって刺激され、血管が拡張することで血圧が急激に低下し、脳に十分な血液が送れなくなって、意識を失うというものです(手足の痙攣を伴う場合もあります)。

しばしばドラマや映画の手術場面などで、研修医が血を見てフラッと倒れてしまうシーンがありますが、まさにそれです。学校の朝礼で卒倒してしまうのも同様です。

私の場合は注射も血も苦手なのでストレス2倍!

恥ずかしながら、「オデッセイ」という映画を映画館で見ていたとき、冒頭のシーンでマット・デイモン扮するマーク・ワトニーが自分で傷口を縫合するのを見て失神したことがあります

痛みに弱い体質、前触れから失神まで

①失神する20秒ほど前から、脳の中心部分がキューっとしぼんでいくような、軽くシビれるような感覚があります。

採血が終わっているなどの理由で、立っているときはすぐに座りましょう。さらに横になることができれば失神を回避できます

②やがて平衡感覚がなくなり、立ち上がることができなくなります。

体調の急変を周囲の人に伝える!

周りの人に体を支えてもらえれば、頭を地面に打ちつけてしまうなどの怪我を防止できます。

③突然、意識がなくなります。

脳内麻薬物質のせいなのかは判りませんが、失神中はすごく気持ちがいいです。

だいたい1〜2分のあいだ、フワフワとした夢を見ていますが、体を叩かれたり揺さぶられたりして、現実に無理やり引き戻される感覚は最悪です

しかし、目を覚ましたら騒ぎになっていることは確実ですので、人の迷惑にならないためにも失神は何としても避けたいものです。

こうすれば安心!対処法とは

ベッドに横になって採血をしてもらい、数分間はそのまま様子を見て、大丈夫そうだったらゆっくりゆっくり上体を起こし、座った状態で目まいや貧血の前触れがないか確認することにしています。

横になって採血をしてもらいことによって血を見ずにすみ、なおかつ頭の血が下がるのを防ぐのです

もしも、前触れを感じたらすぐに横になる必要があります。

このような症状をお持ちの方は医療機関にその旨を早めに伝えておくと、ケアルームで採血してもらうなどの対応をしてもらえる場合があります。

ケアルーム:一般の診察室や採血室とは違い、ベッドが設置されていて各ベッドごとにカーテンで間仕切りすることが可能な空間。点滴や、貧血でめまい症状があるなど、しばらくじっとすることが必要な患者さんの部屋。

私は、恥ずかしいですが(失神するともっと恥ずかしいので)採決の際は、最初にカミングアウトしています。

さいごに

血管迷走神経反射は、採血だけでなく予防接種などの筋肉注射や、立ちっぱなしの電車の中、痛みをともなう排便や激しい腹痛のあとなど、生活のあらゆる場面で起こる可能性があります。

寝不足や疲れなども誘発機会を増やしてしまうので、体調管理を徹底することがいちばん!ということですね。

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