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【腎臓病の食事】低タンパク食とは?末期腎不全でも透析回避

野菜低タンパク食

ハロー!低タンパク食を1年間作ったふぐモフ(@fugumofu_HKL)です。

2016年の夏、旦那さんが掛かりつけ病院から透析を始めるように言われました。

わたしはその病院が嫌いだったので、前から別の病院にも行ってみたらいいのにと言っていました。

すると、本当に別の病院を見つけてきたのです。

新しい病院は透析回避のために食事療法を勧めていて、食事を作るのはわたしなので、一緒に通院することになりました。

腎臓病の食事療法なんてやっている人は周りにいないし、初めてのことなので相当戸惑い、担当の先生と管理栄養士さんの指導を頼りに、なんとか続けることができました。

食事療法をやってみて、学んだことや思ったことなどを記そうと思います。

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どうしてタンパクを制限するのか

脂質、 糖質、タンパク質は身体に必要な3大栄養素です。

それぞれをバランスよく食べて健康を維持します。

ただ、腎臓病の場合には、健康な人と同じ量のタンパク質を摂ると負担がかかるため摂取量が制限されます。

といっても、誰かに制限されるのではなく、自分たちでコントロールするしかないのですが。

タンパク質と腎臓

タンパク質は、身体に入ると、臓器や筋肉を作るために利用され、老廃物が出ます。

腎臓は老廃物をろ過して体外に出す働きをする臓器です。

老廃物がたくさん出ると、腎臓もたくさん働くことになり、負担がかかります。

健康な人にとっては当たり前ですが、腎臓病の人はそもそも腎臓の働きが弱っているので負担になってしまうのです。

腎臓がうまく働かないと、体に老廃物(クレアチニン、尿素窒素など)がたまり、尿毒症になったりします。

じゃあいっその事タンパク質食べなきゃいいじゃん、とも思いましたが、そうすると体内のタンパク質が分解されて健康が維持できなくなるそうです。

低タンパク食はじめ

旦那さんの、1日のたんぱく質は35g、塩は6gという低タンパク食生活が始まりました。

タンパク質が35gって、鶏胸肉1枚くらいの量です。1日3食として単純に胸肉だけ1/3ずつ食べたとしたら、物足りない、ありえない量でびっくりしました。

これは相当な工夫が必要です。

塩分6gの方は、もともと調味料は減塩ばかりだったのでそんなに難しくはなかったです。

管理栄養士さんが教えてくれた腎臓病患者用のレトルトやインスタント食品も買い込みました。

本も、まずは「腎臓病の基本の食事」や「一生使える毎日の腎臓病献立」のレシピ本を買いました。

料理をする者として、低タンパク食感覚がつかめていない中、レシピ本は相当頼りになるのですが、その仕上がりは写真とは全然違うのでした。

レシピ本の写真だと、魚や唐揚げが大きく見えるのですが、実際の量はちょびっとなので写真のようには見えないのです。

本当に分量通りに作っているのか疑いました。

さいごに

わたしが仕事をしている時は、レトルトやインスタントの食品を使いながら、ボリュームのあるサラダを作り、メインに、ボリュームは出せないけど、肉や魚を一品、という食事でした。

毎回材料全てを計量しながら作るので手間がかかって毎日くたくたです。

夜ごはんは、帰宅してから作るので、食べるのが20時過ぎです。

結局、いろいろあって仕事を辞めて、食事療法に専念してからは、気持ちがとても楽でした。

1人で食事療法をやるのはとても大変なことなので、レトルトやインスタントをうまく利用して、手抜きしながら、焦らずに日々を過ごしてほしいです。

家族の食事療法をやっていく人も、思いつめないで続けてほしいと思います。

低タンパク食は、普通の人にはあまり馴染みがないものです。

周りの人に理解されなくても、自分のペースでやっていけばいいやと思うのです。

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