ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。
腎臓を移植するときには、当たり前ですが腹部を切開します。
その傷跡って、どこにどのくらい残るものなのでしょうか?
この記事では、手術後1年経過した手術の傷跡について書いていきます。
腎移植手術、どこにメスが入る?
ドナー
膀胱の上あたりを横におよそ13センチ切開します。
また、腹腔鏡を使用するので左の脇腹に3ヶ所小さな傷が残ります。
レシピエント
おへその右上あたりから膀胱までおよそ16センチ切開します。
腎移植手術、傷の詳細は?
そのため通常より切開した部分が上に10センチほど長くなっています。
傷の太さは、およそ1センチで赤黒い色をしています。
指で触ると少し盛り上がっていて表皮は薄いものの痛みはありません。
また、おへそから傷までの範囲に、痺れているような感覚があります。
他の部分の1/10ほどしか感覚がありません。ただ、これは個人的なものだと思います
ドナーの傷跡も同様ですが、腹腔鏡の跡は肌色に近くなってきています。
腎移植手術、傷跡の不安
普段、傷に違和感は無いですが、たまにウズウズしたり、ピリピリする痛みが断続的に走ったり、周りがかゆくなったりします。
ドナーである妻は、皮膚が強い方ではないので時々湿疹が出たりしています
また、裸になると傷跡がかなり目立ちます。
時間が経つにつれ、痺れは無くなり赤黒い色も肌色に近づいていくのだろう、という期待を抱いていましたが、手術から1年がたった今、ほんの僅かしか改善は見られません。
さいごに
どんな手術にしろ傷跡は残るものですが、出来れば目立たないに越したことはありません。
しかし、完全に消えることが無いのも事実です。
先日、英国のユージェニー王女の挙式が話題になりました。
ウェディングドレスの大きく開いた背中に手術の傷跡があらわになっていたのです。
英国のエリザベス女王の孫娘、ユージェニー王女(28)が12日、ワイン実業家のジャック・ブルックスバンクさん(32)と挙式した際、子どもの時に背中に受けた手術による細長い傷痕をあらわにしたドレスを着用したことに対し、ソーシャルメディアで称賛の声が上がっている。https://t.co/aXrEWMhZFu
— AFPBB News (@afpbbcom) October 13, 2018
隠そうと思えば隠せるのにあえて見せた傷跡に、世界から賞賛の声が上がっているとのこと。
このニュースを見たとき、自分のなかで考えが変わりました。
今は、手術の傷跡を「勲章」だと誇らしく思うようにしています。