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腎移植その後【22】1年経った手術の傷跡、場所と治り具合。ドナー・レシピエント別に図解(傷跡画像あり)

お腹日常生活

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

腎臓を移植するときには、当たり前ですが腹部を切開します。

その傷跡って、どこにどのくらい残るものなのでしょうか?

この記事では、手術後1年経過した手術の傷跡について書いていきます。

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腎移植手術、どこにメスが入る?

手術の傷跡

左:ドナー  右:レシピエント

ドナー

膀胱の上あたりを横におよそ13センチ切開します。

また、腹腔鏡を使用するので左の脇腹に3ヶ所小さな傷が残ります。

いちばん上の傷は背面にあります。

レシピエント

おへその右上あたりから膀胱までおよそ16センチ切開します。

腎移植手術、傷の詳細は?

手術の傷跡

レシピエントの傷跡

 

私は多発性嚢胞腎を発症していたため、肥大した右の腎臓を手術時に摘出しました。
そのため通常より切開した部分が上に10センチほど長くなっています。

傷の太さは、およそ1センチで赤黒い色をしています。

指で触ると少し盛り上がっていて表皮は薄いものの痛みはありません。

また、おへそから傷までの範囲に、痺れているような感覚があります。

他の部分の1/10ほどしか感覚がありません。ただ、これは個人的なものだと思います

ドナーの傷跡も同様ですが、腹腔鏡の跡は肌色に近くなってきています。

腎移植手術、傷跡の不安

普段、傷に違和感は無いですが、たまにウズウズしたり、ピリピリする痛みが断続的に走ったり、周りがかゆくなったりします。

ドナーである妻は、皮膚が強い方ではないので時々湿疹が出たりしています

また、裸になると傷跡がかなり目立ちます。

時間が経つにつれ、痺れは無くなり赤黒い色も肌色に近づいていくのだろう、という期待を抱いていましたが、手術から1年がたった今、ほんの僅かしか改善は見られません。

さいごに

どんな手術にしろ傷跡は残るものですが、出来れば目立たないに越したことはありません。

しかし、完全に消えることが無いのも事実です。

先日、英国のユージェニー王女の挙式が話題になりました。

ウェディングドレスの大きく開いた背中に手術の傷跡があらわになっていたのです。

隠そうと思えば隠せるのにあえて見せた傷跡に、世界から賞賛の声が上がっているとのこと。

このニュースを見たとき、自分のなかで考えが変わりました。

今は、手術の傷跡を「勲章」だと誇らしく思うようにしています。

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