望むときに安心して腎移植を受け、健やかで楽しい人生を取り戻せる未来。

腎移植体験記【6】入院2〜6日目:忙しい日々

廊下入院

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

入院2日目の早朝、昨日の夕方挿入された「透析用短期留置カテーテル」による首の違和感で目が覚めました。

傷口が少しチクチクするので鏡で確認したところ、傷口を保護するために貼ってある防水ビニールシートの内側にまあまあの量の出血がありました。

これはヤバイと思いナースステーションに直行。

こんなんなっちゃいました・・・

ああ、大丈夫!シート貼り替えますね〜

と予想に反して当たり前のことのような対応。

大丈夫なんですか?

傷口が完全にくっついていないので良くあることですよ

ホッと胸をなでおろしました。

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入院中の生活

腎移植手術までの入院期間中、徐々に万全の体調に持っていくことを重点に、様々な検査や治療を施されました。

その日その日のスケジュールは朝の検温、血圧測定、採血時に看護師さんから伝えられます。

リツキサンという特別な点滴を初めてするときは、

午後からリツキサンですよ

と言われ、てっきり「立木さん」という医師か看護師さんが、ベッドに来るのだと思っていました。

リツキサン:血液型の違う腎臓を移植する際に必要な処置。リンパ球をより強く抑制することによって拒絶反応を抑えるためのもの。

血液透析が2〜3日に1度のペースで行われ、血漿交換透析が合計4回程あり、加えて口腔外科での歯石除去、心電図と胸腹部X線検査も受けました。

血漿交換:血液型の違う腎臓を移植する際に必要な処置。抗HLA抗体を保有している場合、血液中からできるだけ抗体を取り除くことによって拒絶反応を抑えるためのもの。

普通の人より抵抗力が強いらしく、血漿交換透析を多めに受けました

透析は、第一病棟の透析室で行われます。

時間が来たら呼ばれるシステムなので、基本的にベッドで待機していることが多かったです。

透析中の暇つぶし

特にツラかったのは、午前中に血液透析、午後に血漿交換透析と一日中機械に繋がれている日でした。

それぞれベッドの上で4時間を過ごさなければならず、血圧が下がり気味になるので終わる頃には何ともいえない疲労感に襲われるのです。

しかも、透析室にはベッド毎にあるはずのテレビが設置されていなかったのです。

ありあまる時間を潰すために、ベッドテーブルの上にニンテンドースイッチ用のスタンドを置き、そこにスマホをセットしてPrimeVideoやHuluの映画などを視聴していました。

病院の規則正しい生活で睡眠時間がたっぷり取れていたせいで、昼寝をしてやり過ごすことができませんでした

ところが、Wi-Fi環境ではなかったのでデータ容量を超過してしまい動作が劇重に…。

渋々、新たにデータ容量を購入する羽目になりました、しかも何度も。

お金は掛かりましたが、そうでもして映画で気を紛らわすしか方法がなかったのです。

この辺り大いに改善して欲しいところですね

入院手続きをしたときに、入院生活に関する説明を受けたのですが、そのときにポケットWi-Fiの持ち込みは可能か質問したところ、電子機器に影響するという理由で不可との回答でした。
看護師さんたちが使っている端末は、セキュリティ保護されたWi-Fiを使っているのに、ポケットWi-Fi電波がNGというのはおかしな話ですね。

乾燥機トラブル

なぜか6日目(手術2日前)は何も予定が入っておらず、コンビニで雑誌を買ってきて読んだり、洗濯をしたりと、つかの間ののんびりタイムを満喫しました。

洗濯機や乾燥機は12階に設置してあります

ところが乾燥機で予想もしなかった出来事が起きたのです。

乾燥がもう終わっただろうという時間に取りに行くと、なぜかまだ乾燥機が回っています。

しかも中に見知らぬ洗濯物が。

どうやら止まっていた私の乾燥機の中身を確認せずに、誰かが自分の洗濯物を入れて回してしまったようです。

どっちみちあと5分ほどで終了するので、運転を止めて中を確認すると、私の下着が数枚とオバサン肌着類(下着含む)が入っているではありませんか。

なんだか気持ちが悪いのでもう一度洗濯し直し、再び乾燥するハメに。

2度と間違えられないよう、ドアの上側にビニール袋を挟んで「入ってますよ」アピールをしておきました。

これ以降、洗濯機・乾燥機を使用するときは、欠かさず目印をつけておきました。

その効果はてきめんでした

さいごに

様々な検査を受けるために、総合外来センターや透析室に行くときは、小さな手提げバッグがあると便利です。

お財布やスマホ、本などの暇つぶしグッズを持ち歩くことになりますので。

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