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腎移植その後【16】はてさて診察!結果やいかに!?

診察肝臓

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

前回、2018年7月の初め、東京女子医科大学病院の消化器内科の待合スペースにて、長時間待たされグッタリしてしまった記事の続きです。

今、やっとのことで診察室に入るところまでこぎつけました。

その1ヶ月前に受けた検査の結果をふまえた診察を受けるためです。

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診断結果は?

「AST」「ALT」の数値が高い状態が続いていて、肝臓に炎症がおきているかも知れないという不安と、肝臓ではなく膵臓に詳しい医師による診察となった違和感で、モヤモヤした1ヶ月。

腎移植後は毎日、免疫抑制剤を服用します。異物である移植腎を攻撃しないように免疫力(抵抗力)を意図的に下げていますので、普通の人よりウィルス感染や炎症にかかりやすい体質になっています。

今日、その診断を耳にすることができるのです。

診察室には、モニター画面に表示された電子カルテとプリントされた検査データに目を通している少しふくよかな女性の医師と疲れ気味の私。

〇〇さん、遅れてごめんなさいね

い、いえ・・・

わたし1日6人しか予約入れないんだけど、外来患者さんをどんどん入れちゃうから

・・・・

だからこんなに待ったのか

え、と、このあいだの血液検査と腹部エコーの結果ですけど

はい・・

ウィルスによる肝炎、つまりB型とかC型とかの肝炎ね、これはないですね

そうですか(安堵)

数値が高い原因としては・・・脂肪肝の可能性が高いって感じですね

え!脂肪肝ですか?

そう、でもね〇〇さんは、とりわけ肥満ってわけじゃないし、すぐさま治療をっていうことでもないですね

はぁ・・・

(電子カルテを見ながら)えーっと、お酒はこのくらいの分量をお飲みになる・・・か

あ、はい、でも今はそれよりも減らしてます

うん、でもこれくらいは飲みすぎってほどでもないし、もっと飲んでる人でも脂肪肝にならない人もいますよ

そうなんですか・・・

逆に、まったく飲まない人が脂肪肝や肝炎になったりする場合もあります

・・・

個人個人アルコールの適量って違ってくるし・・・

あの、今できることって、なるべくお酒を飲まないようにするってことですか?

そうですね、あとはダイエットかな・・・

そうですよね・・・

あなたに言われたくはないけども

でもね、あんまり痩せちゃっても、また体に負担かかっちゃうから激しいのはダメね

じゃあ、軽い運動・・・ですか?

そうですね、とはいっても、お飲みになってる免疫抑制剤ね、脂肪沈着の副作用が出るケースもありますからね

そうなんですか!?

知らなかった・・・・

はい、その影響も無いとは言い切れないません

はあ・・・

という訳で、深刻な問題ではなかったものの、人生初めての「脂肪肝」という結果に困惑してしまいました。

違和感を感じていた「膵臓の医師」については、消化器全般を診察する医師だが「膵臓が専門分野の医師」ということでした。

何かが足りない?

東京女子医科大学病院に通院していて思うことは、

患者に対しての説明不足が時々あるな

とういことです。

各部署の担当者が各々、共有データで繋がっているのは良いと思います。

ただ、それが時として病院サイドの「もう伝わっているだろう」という思い込みを発生させ、伝えるべき情報が実は伝わっていなかった、という事態を少なからず生じさせているのかもしれません。

サイトメガロウィルスの抗体の件もそうでした。

患者さんの数が膨大で、医師をはじめとする全職員の方々が、多忙を極めているのは見ていれば判りますし、個人的には良質な医療サービスを享受していることに、感謝もしています。

ただ、このような些細なことの積み重ねが、患者さんサイドにある一定の懸念を抱かせてしまっている、ひとつの要因となっているのではないかと思います。

それは「大病院の小回りの利かなさ」といったものや、「患者さんに近いようで遠い」というネガティブなイメージです。

さいごに

全国有数の腎移植件数を誇り、移植後の「生着率・生存率」向上の最前線を走っている病院ですので、なおさら、現状ならびに今後の腎移植者増加を見越しての改善策が望まれます。

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