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腎移植その後【19】肝臓に効く!「アーモンド&緑茶」生活でAST・ALTが劇的改善

アーモンド肝臓

ハロー!腎移植レシピエントの肉球アッパー(@hellokidneylife)です。

半年ほど前から肝臓の数値(AST・ALT)が悪化しつつありましたが、2週間の「アーモンド&緑茶」生活によって改善したことを、前回の記事で紹介しました。

肝臓に良いとされる、ビタミンEが多く含まれる食品としてアーモンドと緑茶(煎茶や抹茶などが入った粉末状のもの)を意識して摂取しました

さらに2週間、この生活習慣を継続してみた成果は、どんなものになっているのでしょうか?

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これまでの推移と今回の結果

これまでの数値の推移と今回の結果をグラフ化します。

折れ線グラフ(単位U/l)

前回受診時には、「AST:47U/l」「ALT:112U/l」だった数値が、「AST:27U/l」「ALT:69U/l」まで下がりました。

グラフの 部分が「アーモンド&緑茶」生活を実践した期間です。

4週間でそれぞれの数値が、ピーク時のおよそ1/3まで減少しています!

基準値範囲は「AST:12-33U/l」「ALT:5-35U/l」です。

「AST」については基準値内におさまり「ALT」はもう一息といったところですね。

この結果を見るかぎり、一定の効果があると言わざるを得ません

そもそもAST・ALTってなんだろう?GOT・GPTとは?

疑問猫

AST・ALTとは、身体中の細胞の中にあるアミノ基転移酵素です。

アミノ基転移酵素:アミノ酸のアミノ基を転移させ、別のアミノ酸を生成する働きを持つ。

AST・ALTは何かしらの肝臓の異常時に、肝細胞が破壊され血液に流出するもので、肝機能の検査の指標となります。

ALTは肝臓に最も多く含まれていますが、ASTは肝臓のほかに心筋に最も多く含まれているため、心筋梗塞、心筋炎などの病気でも数値の上昇が起こります。

肝機能検査でAST・ALTがセットで測定されるのはこのためです

正式名称は、ASTは「アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ」、ALTは「アラニンアミノトランスフェラーゼ」といいます。

以前はGOTとGPTと呼称されていましたが、現在は国際命名基準により、ASTとALTと呼称されています。

1日どのくらい食べればいいの?

「アーモンド&緑茶」生活は、確実に肝機能を改善する効果があることがわかりました。

それでは、具体的にはどのくらいの量を食べたり飲んだりすれば良いのでしょうか。

私が1日に摂取した量は、下記のとおりです。

アーモンド:40〜60g(含有ビタミンE:およそ12mg)
緑茶(粉末状のもの):500〜1000ml(含有ビタミンE:およそ20mg)

ビタミンEの合計摂取量は、およそ32mgとなります。

成人男性の1日の必要量が10mgですので、3倍を摂取していたことになります。

特に大量というほどの量ではないですし、ツライと感じることは全くありませんでしたよ

ペットボトルの緑茶はNG!?

ペットボトル緑茶

ここで注意して欲しいのは「粉末緑茶」を水に溶かして飲んでいた点です。

緑茶の茶葉に含まれる様々な成分の7~8割が、水やお湯に溶けない不溶性なので、多くは茶葉の方に残ってしまいます。

丸ごとの茶葉を粉砕した「粉末緑茶」であるからこそ、ビタミンEを多く摂取できるのです。

つまりペットボトルのお茶を、たくさん飲んでもあまり意味がないということですね

それどころか、ペットボトルのお茶には主成分として緑茶抽出成分という、茶葉ではない部分からとった成分が使用されており、香料や着色料、酸化防止剤などの合成化学物質が入っているため、多飲するのはかえって健康を害すおそれすらあります。

すごいぞ!粉末緑茶パワー!

粉末緑茶

「粉末緑茶」はまさに食べるお茶です。

抗酸化作用やがん・糖尿病の予防になるとされるビタミンE以外にも様々な栄養を含み、その効果も体に良いものばかりなのです。

カテキン:生活習慣病の予防、抗酸化作用による老化の抑制、アレルギーの抑制。
テアニン:リラックス作用や睡眠の質の改善、ストレス緩和、集中力アップ。
カフェイン:眠けを防止する覚醒作用や鎮痛作用。
ビタミンB1:抗酸化作用、口内炎予防、消化不良の改善、疲労回復効果。
ビタミンC:抗酸化作用、美肌・美白効果、免疫力アップ。
β-カロテン抗酸化作用、がんや糖尿病の予防や抑制。
クロロフィル:がんの予防や抑制、消臭効果、デトックス効果。
フラボノール:抗酸化作用、がんの予防や抑制、高脂血症の抑制、免疫力アップ。
食物繊維:腸内環境を整えて便秘を予防。

身近で手頃に飲むことができる「粉末緑茶」に、これほどの効能があるとは驚きです。

近年、世界で緑茶ブームが起きているのも納得ですね

さいごに

この記事では、「アーモンド&緑茶」生活に肝機能改善の一定の効果がある理由について書きました。

アーモンドと緑茶に多く含まれるビタミンEには、高い抗酸化作用があり活性酸素を抑える働きがあります。

活性酸素が多いと肝細胞の老化が進み、解毒や代謝・分解の機能が衰えて、やがては肝臓の病気につながる危険性があるのです。

肝臓が良い悪いにかかわらず、この「アーモンド&緑茶」生活を継続していきたいと思います。

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