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ドナーになって【2】手術・麻酔・夢

麻酔の点滴ドナー体験記

ハロー!腎移植ドナーのふぐモフ(@fugumofu_HKL)です。

今回は腎移植ドナーの手術体験について語りたいと思います。

と言っても、手術中は麻酔が効いて眠っていたのですが。

その前後のことをお話しします

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朝ごはん

手術当日の朝ごはんはなしです。

わたしは普段なら朝ごはんを食べないとイラつくのですが、今日ばかりは水をがぶ飲みしてがまんです。

手術の時間

旦那さんは手術内容が厄介なので、わたしよりも2時間くらい早く始めます。

腎移植のレシピエントは、普通は自分の2つの腎臓に移植腎臓を合わせた3つ使いになるのですが、旦那さんの腎臓は嚢胞ができまくって悪さをするので、たちの悪い方を1つ摘出します。

これ、この話を知ったのは、旦那さんが手術前入院してから初めて聞きましたね。

1個取るとは知らなかったので、かなり動揺しました

入院した病棟の先生がわかりやすく説明してくれましたが。

まあ、そんなこんなで旦那さんの手術は時間がかかるのです。

謎の詰所

ベッドで手術着に着替えて待っていると看護師が迎えに来てくれました。

一緒に手術室まで歩いていきます

看護師に連れられるままについて行くと、手術室前の詰所のような小部屋に入りました。

そこで、氏名、手術内容を口頭で確認します。

手術内容は?

と聞かれるので、

〇〇です。腎臓移植ドナーです。左側の腎臓を摘出します

と答えました。

この部屋狭いのに、連れてきてくれた看護師とか手術する先生とかスタッフがぎゅうぎゅうにいて異様な感じでした。

そこで連れてきてくれた看護師さんとはお別れです。

別れ際に、

絶対に帰ってきてください。待ってます

と言われた時、

ああ、大きな手術を受けるんだ

と初めて実感しました。

麻酔

詰所を過ぎると、手術のスタッフたちに囲まれて巨大な体育館のような、天井がやたらと高くて照明が煌々として明るい廊下を歩きました。

手術のスタッフが、わたしの緊張を和らげるためか、明るく

手術って、こんなところでするんですよ

と声をかけてくれます。

そして大きな台に横になると、天井のライトで視界が白くなります。

麻酔医の女性2名から担当の挨拶をされ、

これから麻酔を点滴していきます

と言われます。

麻酔医の、リーダーっぽい方の人が、

いい人そうで安心安心

と思ったら、手術が終わっていました。

心地よい夢

夢

目が覚める前に、ものすごくいいところにいました。

聞いたこともない、すごくきれいな音が聞こえていて見たこともない、とてもきれいな光が揺れたり歌ったり。

わたしもそこに行きたかったのですが、乗っていた枝が折れたので行けませんでした。

夢の反動

〇〇さん〇〇さん!

と大声で呼ばれて目を覚ますと、麻酔医の人や他のスタッフに囲まれてベッドで移動しているところでした。

見送ってくれた看護師もいます。

あーあ、起きたくなかったなあ

手術は無事に終わりましたよ!

とまた大声で言われました。

ぼーっとしていましたが、とにかく寒くて体がガクガク震えました。

さっきまでは快適だったのになあ

そうしてガタガタ震えながら病室に戻されました。

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